年々、大雪の日が増えている?大雪対策をしよう
防災
12月に入ってから、日本列島に二度も爆弾低気圧が来ています。天気予報で「急な気温の低下にご注意ください」「都市部や平野部でも大雪の可能性があります」という言葉は、今年だけでなくここ数年毎年冬になると聞くようになりました。
しかし、地球全体は温暖化が進んでいて、毎年夏は35℃を超える日が続き、残暑も長くなってきているように感じます。それなのに、冬は寒く、ドカ雪と呼ばれる大雪が突然降っています。
それも、昔から雪国と呼ばれている地域に降っているのではなく、東京などの都市部に大雪が降り、交通機関がマヒするなど大きな被害が出ています。
これはどうしてなのでしょうか。
また、大雪が降るという天気予報が出たら、どういう対策をしたらいいのでしょうか。
今回はそれについて書きたいと思います。
この記事の目次
地球温暖化と大雪の関係とは
「温暖化になれば、雪は降らなくなるのでは」と思っていらっしゃる人がほとんどではないでしょうか。
気温が上がって、氷河が溶け出しているというニュースを見ると、「ああ、雪も降らないからだろうな」と私は思っていました。
しかし、雪と温暖化の関係は単純なものではないようです。
温暖化の影響で気温が上がると、海からたくさんの水が蒸発し、大気中の水蒸気が増えます。近年大雨が多いのは、この影響なのです。
水蒸気が増えることで、雲が発生し、それが雪や雨に変わるのです。
そして、これまた温暖化の影響で発生しやすくなっている爆弾低気圧の影響で、気温が急激に下がり雪の原因となっています。
一晩で1メートルも。「ドカ雪」が増えている
今年の年始、2021年1月に、北陸自動車道で1500台以上もの車が大雪で立ち往生したというニュースを覚えていらっしゃいますでしょうか。
明日をまもるナビより
この日1月9日は、1日の間の降雪量が113センチにもの大雪になりました。湿って重い質感の雪がひっきりなしに降り、動けない状況になったとのことです。
高速道路を管理する会社では、「ここまで降ったことはなく、予想ができなかった」と話していて、誰もが予想を超える雪の降り方だったようです。
こうした、一晩の間に1メートル以上もの大雪が降る「ドカ雪」が増えてきているのです。
大雪対策の第一歩「気象ニュースで雪の予報を把握する」
ドカ雪は、交通機関の混乱や事故につながりやすいため、最近の気象ニュースでは、雪やドカ雪に関する情報を細かく伝えるようになってきました
- 「一晩で大雪になる可能性があります」
- 「大雪に対する備えが必要です」
- 「大雪の可能性がありますので、不要不急の外出は避けましょう」
こういった呼びかけを、大雪になると予測される日の3日前から注意喚起がされています。
また、気象庁のホームページでは「今後の雪」という特設ページが設けられていて、降雪量や積雪の深さなどを地図上で分かるような情報を発表しています。
「今後の雪」
冬になったら車に備えておきたい「大雪対策グッズ」
「大雪が近づいているけれども、どうしても外出をしなければならなくなった」
「旅行で、雪の多い地域へ車で行くことになった」
そういう場合は、車に大雪対策グッズを載せておくと安心です。
雪だけでなく、渋滞や大雨のときにも使えるものですので、一年中携帯しておいてもいいですね。
- 携帯トイレ(おしりにやさしい簡易トイレがおすすめ)
- 防寒のためのカイロ
- ペットボトルの水
- 懐中電灯
- 軍手
- スコップ
- ようかんやカンパン
- 毛布やタオル
家庭の大雪対策
普段あまり雪が降らない平野部や都市部でも「ドカ雪」「爆弾低気圧による大雪」の予報が出るようになりました。
それが出た場合、ご家庭でどんな準備をすればいいでしょうか。
雪かきグッズを準備する
玄関から道路までの通路を作ったり、排水溝の雪詰まりを取り除いたりするために、雪かきグッズを用意しましょう。
しかし、雪が降る日の直前や当日は、ホームセンターで商品が売り切れてしまうこともよくあるので、早めの準備がおすすめです。
- 軽めのショベル(プラスチック製でもOK)
- バケツ
- 雪かきダンプ
水道管はプチプチで凍結防止対策をする
外にむき出しになっている水道管や、メーターボックスは、凍結すると断水する可能性があります。
それを防ぐためには、プチプチやエアセルマットを巻いておきます。これは、北海道など寒い地域では良くされている対策です。
もし、水道管が凍結してしまったらどうすればいいでしょうか。凍結した場所に直接お湯をかけてしまうと、管が膨張して破裂してしまう恐れがありますので、避けましょう。まずは凍結した水道管に古いタオルを巻き、その上からぬるめのお湯を少しずつかけるようにしましょう。
カーポートの雪対策
カーポートの屋根が、雪の重みに耐えられずに壊れてしまうこともよくあります。
豪雪地帯では雪対策用の、柱がしっかりしたカーポートが主流なのですが、普段雪が降らない地域ではそういった対策のされていないカーポートがほとんどです。
大雪になりそうなときは、カーポートの柱を補強したり、昼間の明るい時間帯ならこまめに雪を下ろしたりしましょう。
ただ、カーポートの上に乗って雪下ろしをしたり、ホースで水をかけて雪を落としたりするという方法は危険なので避けましょう。
投薬を受けている人は、お薬を多めに準備しておく
大雪でしばらく外出できない日が続く場合があります。
そのため、食料の確保はもちろん必要なのですが、意外と忘れやすいのがお薬の準備です。普段飲んでいるお薬がある人が、雪の影響でしばらく病院にいけなくて体調が悪化してしまうというケースも多発しています。
食料や雪かきの準備で忘れがちなので、覚えておきたいです。
まとめ
- 地球温暖化の影響で、豪雪地帯でない場所での大雪が増えている
- 1日で1メートル近く降る、ドカ雪に注意
- 「大雪」「爆弾低気圧」の天気予報が出たら、あなどらずに注意する
- 雪かきグッズは、売り切れる可能性があるので早めに準備
- 家庭での大雪対策を知っておく
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